民主党を中心とする政権交代が実現して、「官僚支配の打破」は選挙のためのキャッチフレーズとしては良かったものの、実際政権を運営していくに当たっては、敵・味方志向ではなく「官僚依存からの脱却」を重視すべきではないか(そしてこれまで依存をしていながら、「責任政党」などと自称していた政党の滑稽さ!)などと思う今日この頃です。
本日より24日(木)まで韓国へ研修へ参ります。
2009年9月7日月曜日
2009衆院選
政権選択選挙といわれた2009年の衆議院議員選挙も一週間が経ち、ようやく落ち着いた感がある。もっとも大学では数々の補助金などの行方を巡って戦々恐々としていますが。
さて、都議選に続いての民主党の大勝利、政権交代は二大政党制の確立は「明治以来の悲願」実現ともいえるが(日経新聞、7月28日の坂野潤治先生の経済教室)、果たして本当に言われたような二大政党制は実現されるであろうか。
選挙後の分析では、これからが民主党の正念場といった論調が目立つが、1日の日経に載ったジェラルド・カーティス氏の分析「日本のように(右派や左派の)固定票がなく、同質性の高い社会には小選挙区制度は合わない」は興味深いものであった。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090901AT2M3102H31082009.html
どうやら氏は、選挙前にも「しかし日本のように社会的亀裂の少ない国では、2大政党制になると、政策の違いが見えにくくなり、選択基準がリーダーの個人的なアピールに拠るところが大きくなります。その結果、カリスマ性のあるリーダーが極端なことを訴えても、ブレーキが効かなくなる危険性を帯びています」と言っていたとか。
http://www.academyhills.com/library/event/LT090728.html
政治学者としてカーティス氏の評価には必ずしも積極的ではないが、前回のいわゆる「郵政選挙」を見ても、今回にしてもこの指摘は適切ではないかと思われる。私の師匠も以前から、小選挙区で二大政党制、マニフェスト選挙には大いに懐疑的で、やはり今読んでも、いや今読んでこそ意味があるように思えてならない。
http://www.valdes.titech.ac.jp/~tanaka/ronsetu/JapanesePolitics.html
そもそも価値観の多様化している今日においては、2大勢力の対立構造で選択をするということは、現実的ではない。今回の選挙で、自民党は迷走の末、前回の選挙で郵政民営化に民意のお墨付きをもらったのだから、という方向で固まったが、果たして前回の選挙でどれほどの有権者が「郵政選挙」として位置づけを行い、投票をしたであろうか。
今回は本格的な政権交代を実現する選挙となったという意味では、恐らく歴史的にも意味があるであろうが、これによって2大政党制が実現され、政権選択の選挙が定着するとは残念ながら思えないし、またそれが望ましいものであるかといわれれば、必ずしもそうとはいえない。
むしろ政権交代によって、国民が政治に関わるチャネルが増え、より幅広い民意が反映されるような政治システムが構築されて行くことを期待したい。
さて、都議選に続いての民主党の大勝利、政権交代は二大政党制の確立は「明治以来の悲願」実現ともいえるが(日経新聞、7月28日の坂野潤治先生の経済教室)、果たして本当に言われたような二大政党制は実現されるであろうか。
選挙後の分析では、これからが民主党の正念場といった論調が目立つが、1日の日経に載ったジェラルド・カーティス氏の分析「日本のように(右派や左派の)固定票がなく、同質性の高い社会には小選挙区制度は合わない」は興味深いものであった。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090901AT2M3102H31082009.html
どうやら氏は、選挙前にも「しかし日本のように社会的亀裂の少ない国では、2大政党制になると、政策の違いが見えにくくなり、選択基準がリーダーの個人的なアピールに拠るところが大きくなります。その結果、カリスマ性のあるリーダーが極端なことを訴えても、ブレーキが効かなくなる危険性を帯びています」と言っていたとか。
http://www.academyhills.com/library/event/LT090728.html
政治学者としてカーティス氏の評価には必ずしも積極的ではないが、前回のいわゆる「郵政選挙」を見ても、今回にしてもこの指摘は適切ではないかと思われる。私の師匠も以前から、小選挙区で二大政党制、マニフェスト選挙には大いに懐疑的で、やはり今読んでも、いや今読んでこそ意味があるように思えてならない。
http://www.valdes.titech.ac.jp/~tanaka/ronsetu/JapanesePolitics.html
そもそも価値観の多様化している今日においては、2大勢力の対立構造で選択をするということは、現実的ではない。今回の選挙で、自民党は迷走の末、前回の選挙で郵政民営化に民意のお墨付きをもらったのだから、という方向で固まったが、果たして前回の選挙でどれほどの有権者が「郵政選挙」として位置づけを行い、投票をしたであろうか。
今回は本格的な政権交代を実現する選挙となったという意味では、恐らく歴史的にも意味があるであろうが、これによって2大政党制が実現され、政権選択の選挙が定着するとは残念ながら思えないし、またそれが望ましいものであるかといわれれば、必ずしもそうとはいえない。
むしろ政権交代によって、国民が政治に関わるチャネルが増え、より幅広い民意が反映されるような政治システムが構築されて行くことを期待したい。
公共哲学カフェ2:9月24日(木)、小林正弥さんと
より開かれた自由闊達な討論と交流の時空をめざして、新たに始まった「公共哲学カフェ」。第一回からあいだがあきましたが、9月24 日(木)夜、小林正弥さんをメインスピーカーに迎えて、友愛をテーマに第二回を開きます。
続いて10月29日(木) には、ニュージーランドから一時帰国される将基面貴巳さんを囲んで、暴政をテーマに第三回を開きます。ともに総選挙後の「地殻変動」を見据えた集いとなります。どうぞご参加ください。
なお、今回から小林さんも関わられている千葉大学の「実践的公共学実質化のための教育プログラム」との共催で、毎月1回のペースで開催されます。11月以降は、今田高俊(東工大)、広井良典(千葉大)、千葉眞(国際基督教大)といった方々にお話しいただく予定です。
————————————————————————
◎公共哲学カフェ 2:小林正弥さんと
友愛世界のビジョン――その公共哲学
メインスピーカー:小林正弥(千葉大学教授)
*「公共哲学カフェ」、満を持しての第二回はひさびさに小林正弥先生をお迎えします。新首相となる民主党・鳩山代表も政治理念に掲げる「友愛」について、これまでの思想史上の「友愛」概念と公共哲学とを融合した「友愛の公共哲学」の可能性、そのヴィジョンをお話しいただきます。 ・・・コーディネーターより
自由討議
コーディネーター:宮崎文彦(千葉大学国際教育センター特任研究員/公共哲学共働研究所共働研究員)
コメンテーター:宮崎文彦
モデレーター:中野弘太郎(編集者)
懇談会(21時まで)
共催:シリーズ「公共哲学」を読む会(NPO法人準備会)
千葉大学「実践的公共学実質化のための教育プログラム」
日時:9月24日(木)18:30(18時開場)-20:30(以降は懇談会を予定)
会場:東京工業大学田町キャンパス内
キャンパスイノベーションセンター(CIC) リエゾンコーナー501AB
〒108-0023 東京都港区芝浦3-3-6
JR線田町駅下車徒歩1分,都営線三田駅下車徒歩3分です。 http://sangaku.hosting.ne.jp/access/#05
入場:カンパ
連絡先(シリーズ「公共哲学」を読む会):
スタジオ・フォンテ 03-5842-7261(fax)
続いて10月29日(木) には、ニュージーランドから一時帰国される将基面貴巳さんを囲んで、暴政をテーマに第三回を開きます。ともに総選挙後の「地殻変動」を見据えた集いとなります。どうぞご参加ください。
なお、今回から小林さんも関わられている千葉大学の「実践的公共学実質化のための教育プログラム」との共催で、毎月1回のペースで開催されます。11月以降は、今田高俊(東工大)、広井良典(千葉大)、千葉眞(国際基督教大)といった方々にお話しいただく予定です。
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◎公共哲学カフェ 2:小林正弥さんと
友愛世界のビジョン――その公共哲学
メインスピーカー:小林正弥(千葉大学教授)
*「公共哲学カフェ」、満を持しての第二回はひさびさに小林正弥先生をお迎えします。新首相となる民主党・鳩山代表も政治理念に掲げる「友愛」について、これまでの思想史上の「友愛」概念と公共哲学とを融合した「友愛の公共哲学」の可能性、そのヴィジョンをお話しいただきます。 ・・・コーディネーターより
自由討議
コーディネーター:宮崎文彦(千葉大学国際教育センター特任研究員/公共哲学共働研究所共働研究員)
コメンテーター:宮崎文彦
モデレーター:中野弘太郎(編集者)
懇談会(21時まで)
共催:シリーズ「公共哲学」を読む会(NPO法人準備会)
千葉大学「実践的公共学実質化のための教育プログラム」
日時:9月24日(木)18:30(18時開場)-20:30(以降は懇談会を予定)
会場:東京工業大学田町キャンパス内
キャンパスイノベーションセンター(CIC) リエゾンコーナー501AB
〒108-0023 東京都港区芝浦3-3-6
JR線田町駅下車徒歩1分,都営線三田駅下車徒歩3分です。 http://sangaku.hosting.ne.jp/access/#05
入場:カンパ
連絡先(シリーズ「公共哲学」を読む会):
スタジオ・フォンテ 03-5842-7261(fax)
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