2014年3月30日日曜日

『コミュニタリアニズムの世界』刊行記念シンポジウム

遅ればせながら、先日のシンポジウムのご報告。幸い、出足は鈍かった参加者も30~40名にはなり、盛会と相成りました。もちろん内容的にも、日本におけるリバタリアンの代表論者である森村進氏をお呼びしたのは正解で、密度の濃いものとなりました。内容は早ければ今秋発刊の『公共研究』に掲載されるものとなると思います。

自身についていえば、身内の不幸があり、翌日が通夜という状況のため、司会は共著者の一人である木下さんにお任せし、裏方へ。とはいえ、森村氏から私の執筆箇所についてのコメントもいただいたので、レスポンスでは前に立たせていただきました。もっともクリティカルな点はやはりペティットの「非支配としての自由」は、結局のところ「消極的自由」だからさして目新しいものではないのでは、という以前にも指摘された点。

この点に、「非干渉としての自由」は「干渉」という一回一回の「行為」についてであるが、「非支配としての自由」は行為としての干渉はなくとも、例えば(偉い先生とか)権威によって行動が制約されている「状態」について述べたものであり、そこから展開された「異議申し立て」に着目するデモクラシー論と相まって意義がある、と応答。この点は、そのあとで森村氏からもわざわざ取り上げていただき、説得力があったと応答いただくことができ、ありがたく思った次第です。

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