さて、大阪へ向かってすぐに9時からの公共哲学京都フォーラムへ参加。今回は、一連の「公共する人間」のシリーズで石田梅岩が取り上げられている。公共哲学京都フォーラムは、特にシリーズ「公共哲学」の頃は、本当に様々な分野の先生方が集まっての討議がなされていたが、最近はさらに「東アジア発の公共哲学」に焦点が当てられており、出席者は東洋思想関係が多い。
とりわけ今回は「東アジア発」という主旨に合う形で、日・中・韓の梅岩研究者が集まっての討議となり、東アジア発の公共哲学の思想資源としての梅岩の意義が様々な角度から検証された。
梅岩は「商人道」を提唱し、現代においても経営者倫理、あるいはCSRといったさきがけとしての再評価も盛んだが、今回は特に私心を排することと、主体として我を立てることに対する深い認識という点で、金泰昌氏の提唱する「活私開公」と通ずる部分があった点が私には興味深かった。
さてフォーラムの後は、一日滞在を伸ばして、千葉大の小林正弥ゼミに参加していたというもと学生のコーディネートで、公共哲学カフェ@大阪を伊丹市にあるクロスロード・カフェにて開催しました。12~3名の方にご参加いただき、密度の濃い議論が繰り広げられました。
東京ではいろいろと先生をお呼びして、というスタイルでやっておりますが、こちらでいきなりそれは難しいので、私がまず簡単な入門的なことから、ということでお話しました。
比較的軽い気持ちで、こちらから大上段に構えて紹介するというよりは質疑応答に重点をおきながら、話していければと思っていたのですが、公と公共の違い、あるいは街づくりにおける行政との関係など、実体験を踏まえた参加者からのお話はかなり深いもので、もっと専門的に的を絞った議論にしてもよかったかな、と思うものでした。機会があれば、また続けてやらせていただきたいものです。
東京でも8月8日(日)に私がメインでの会合が開かれます。こちらもできる限り、一方通行でない議論を心がけたいものです。

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