2009年8月15日土曜日

2005/08/11のBlog

『公共研究』掲載論文

予定より遅くなりましたが、本COEの紀要である『公共研究』の第2巻第1号(通算第3号)ができあがりました。 

今回はようやく論説が掲載されています。「『行政国家』から考える公共性論」と題したもので、現在提出予定の博士論文の第2部(全4部)にほぼ相当する部分で、それゆえに結論としては展望を示したものにしか過ぎませんが。 

概要としては、ハーバーマスの『公共性の構造転換』は積極国家の福祉国家の面は捉えて問題化としているが、その後の行政国家の側面が考察されていない、という批判から行政国家論の検討へとむかい、わが国で代表的な手島孝氏と片岡寛光氏の論を検討したうえで、行政国家がデモクラシーにどのような変容をもたらすのか、といったところでしょうか。 この後、博士論文では行政裁量や行政責任と法の支配の問題を検討した上で、異議申し立てのデモクラシー論へとつなぎ、新しい行政と公共性を検討するという展開になる予定です。 

また今号の発刊により、前号に掲載されたICUのCOEとの共催によるシンポジウムの報告がPDFファイルにてオンライン公開されました。こちらもご参照下さい。

「9.11」以後の平和憲法のあり方――シンポジウム「平和憲法と公共哲学」報告http://mitizane.ll.chiba-u.jp/metadb/up/ReCPAcoe/japan-miyazaki.pdf

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