2009年8月15日土曜日

2006/06/19のBlog

追悼:岩城宏之氏、佐藤功太郎氏

海外からのリゲティ死去の報に続いて、日本の音楽界は2人の指揮者、岩城宏之氏、佐藤功太郎氏という逸材を失ったとの報。 岩城宏之氏のコンサートは実はそれほど行っていないかも知れない。ただ、黛敏郎氏のオペラ《金閣寺》の公演には足を運び、CDまで購入したほど。当時の「題名のない音楽会」でも一部が映像公開され、その録画はいまでもDVDにしてとってある。慣れないオペラの収録であったからか、カメラワークに難がないわけでもないが、作曲家も指揮者も逝ってしまった今、何とかこの映像が市販されないだろうか。岩城氏はこの秋にはN響の80周年定期で、黛氏の《曼荼羅交響曲》とストラヴィンスキーの《春の祭典》を取り上げる予定だったはず。誠に残念。数年前の都民芸術フェスティバルでストラヴィンスキーのバレエ音楽3曲を聴けたのは幸運だった。またエッセーの巧さは格別だった。とりわけやはり山本直純との学生時代を描いた『森の歌』は、評判も高い。 一方の佐藤氏はまだ62歳。十二指腸ガンでの死去。決してカリスマ的な指揮者ではなかったが、堅実な仕事をされる方で、芸大での教授としての功績は大きかったのでは。聴いた記憶では、神奈川県での団伊玖磨のオペラ《ひかりごけ》の上演がとくに残っている。その後ほぼ同じキャストにより録音も行われたが、指揮は現田茂夫になっていたのはやや残念だった。 お二人の御冥福をお祈りしたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿