熟議民主主義に向けて
これほどまでに事前の予測が当った国政選挙も珍しかったのではないだろうか、と思うほどの今回の参議院議員選挙。やはり改めて読み直してみると、読売新聞の終盤情勢調査やゲンダイ・ネットの個別の選挙区、話題候補の当落予想の分析(infoseekより)など、改めて読み直してみると大変興味深い。判官びいきを狙って危機感をあおっている危険もあるとの見方もあったが。 一方で今回の選挙は、選挙への関心の高さ、投票を呼びかける動きが注目された点であった。投票を呼びかけるCMはもちろんのこと、様々な試みで投票の呼びかけが行なわれ、総務省の特設サイトなども国政選挙で本格的なものは初めてという。 さらに毎日新聞のサイトでは「毎日ボートマッチ(えらぼーと)」が、東大社会科学研究所の上神貴佳研究支援推進員らの研究チームが運営する「投票ぴったん2007」が、それぞれ開設され、自分の志向性と政党の政策との合性を計算してくれるものが登場した。 このようなものは、かつて話題になった「World's Smallest Political Quiz」(日本語訳などもある模様)などもあるが、投票の参考にはどの程度なるものかはやや疑問が残るものの(結局どの政党にもあまり合わない結果だったりする)、投票に当っての考える手立てが増えるということは、熟議投票への第一歩として評価されるべきものであろう。 あとはいかにして熟議投票が熟議民主主義へと発展するか、であろうか。選挙のときだけということにならなければというのは、ありふれた懸念かもしれないが。

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