「8月15日と南原繁を語る会」無事に終了
「8月15日と南原繁を語る会」は、事務方の準備に様々な混乱はあったものの、会場時間を16時前に前倒ししたこともあり、1,000人近い来場者の受付を3箇所で担当するという少々無理がある状況も乗り越えることができ、無事に終了いたしました。 結局来場者数がどの程度になったかはわかりませんが、キャンセル待ちの50名以上の方にご入場していただくことができたことは混乱をさけることができ、何よりでした。 ところで内容の方に関して言えば、もっとも今回のシンポジウムの内容に相応しい、誠実な発表をされたのは、高橋哲哉氏による「南原繁と靖国問題」だったように思われた。高橋氏は南原が靖国問題には殆ど全くといってよいほど言及していない中(恐らくこれはあたっているものと思われる)「戦歿学徒を弔う」などを引用して、南原の思想から靖国問題を考えるという課題に取り組まれておられたからだ。高橋氏の引用でやはり強調され、私自身も印象深く思った一節は同公演の最後にあたる以下の部分だった。「・・・今日追悼記念の式を挙げるに当り、諸君の霊は必ずや帰り来たってここに在るであろう。その英霊を囲んで、学園にふさわしく何の宗教的儀式も持たぬ純一無雑な慰霊祭において、不肖ながら自ら祭主ともなって執り行ったわれらの衷情を諸君はきっと酌んでくれるであろう。」
また初めて間近に見る大江健三郎氏の、師渡辺一夫氏を介しての南原との出会いのエピソードなども興味深いものだった。

0 件のコメント:
コメントを投稿